dorayakiBlog

グーグルのAI Chat
Bardを使ってみた

アカウントを持っていたのでこの度Googleの開発したチャット形式で今話題のAIが質問に答えを返してくるAIチャットBardを試させて貰った。Bardとは大量のテキストやコードで機械学習された大規模言語モデルによるテキストベース(文章やプログラムのコード等の生成専用の)AIまたはチャットbotであり、その名前の由来は中世ケルト文化で詩人・語り部・伝承者・吟遊詩人等を意味する語との事である(Bard曰く)。ちなみにMicrosoftのアカウントはとっくの昔からに忘れてしまったのでchatGPTは触れておらずAIチャットはこれが初めてである。

GoogleのBardへのリンク

マイアカウントにログインして使用するのに管理コンソールである"Google Admin"のメニューバーの"Google Workspace"の"その他のサービス"の"Early Access Apps"の使用を管理者権限で許可する必要が人によってはある様で自身もその作業をして使用出来る様になった。

Bardはwebアプリ形式でサイトにアクセスして使う。プライバシーポリシーの記載にAIの改善の為に人力でチャット内容をレビューする事もある様なのもあり個人情報は質問しない様にとの注意の記載もあった。

画面のUIはシンプルで質問の入力欄とBardの回答がLINEの様な吹き出しで交互に繰り返されるものであり、iPhoneで使用したのでキーボードのマイク機能を使い音声入力も出来て概ね誤字や語解釈無く日本語を綺麗な文章として拾ってくれた。通信環境によりレスポンスが一瞬だったり自身の環境の所為か二、三秒掛かる事も。スマホでの使用だからか別タスクにしておくとリロードしないと質問への回答が起動しない事も。正答性の検証も必要だが一般的な質問やプログラミングのコードもそれなりに返ってきた。若干変な記号を混ぜた回答を返してくる事もあったがそれでも答えにはなっていた。他のいくつかの回答の候補も提示されるので比較して照らし合わせてみる事も出来そうである。

試しにこのページで表示させられるJavaScriptで現在時刻の時計のありふれた初歩的なコードを書かせてみたらちゃんと動きました↓

とはいえまだ試験運用中なので間違えている可能性があるので依拠しないで欲しいと注意書きにも記載されていたので、やはりAIをどこまで信用して良いのかが問題ではある。重要事項に関しては使うのを躊躇うものの世間一般常識や通念等の事柄についての疑問を解消する程度なら問題は無さそうである(それでも不安で裏取りはしたくなるけれど)。または何でも知っている先生としてでなく自分が通暁している分野での相棒として使う方が今の所は良さそうである。なので今後こういったAIチャットが普及する為にも信頼性と権威性を担保出来るほどの精度になれば良い。ただ同時に考える力が弱くなったり思考停止にならない様に気をつけなければとも思う(質問力は上がりそうだが)。

使い心地としては、Google等の検索サイトでキーワードを入力して能動的に関連するサイトをいくつも閲覧して探す代わりに勝手にAIが答えを探してきて答えをまとめてくれている様な感覚がした。サイトの移動や情報の取捨選択する手間と時間が減る分だけ楽ではある。ただネット閲覧での寄り道による副産物は捨て難いかなとも。あとは質問仕方次第で可能性は拡がるのかと考えた次第である。