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アクリル絵の具を落とす方法

アクリル絵具はいったん乾いてしまうと水はおろか油絵用のテレピンやペトロールにも溶けない。

服などの布に絵具がついてしまった場合は繊維の奥に顔料が入り込んでしまい完全にきれいにするのは難しい。 ・だから事前に絵具の飛沫が飛ばないように絵を描く ・飛んでも大丈夫なように新聞紙などを敷いておく ・服も専用のエプロンや仕事着を着る。などして予防するしかない

なるべく予防するしかないというのが結論です。

もしこぼしてしまったら乾く前に完全に拭き取る。フローリングの床や机などの硬くてつるつるした物であれば間に合う可能性は高い。

一応アクリル絵具専用のリムーバーと呼ばれる剥離材があり、パレットや筆や画面から絵具を剥がす溶剤がある。ただしあくまで絵の道具の掃除に使用するものでそれ以外への用途は推奨はされてない。おそらく汚れが付いてる物によっては溶かしてしまうおそれがあるので使うにしてもその辺はよく考慮すべきである。石油系溶剤を使用しているのでその際には換気が必要である。

乾いてしまったアクリル絵具は、絵画用の石油系溶剤のペトロールより強力な、エステル・ケトン・芳香族炭化水素(ベンゼン・トルエン・キシレン)という石油系溶剤には溶解するようだが、石油系溶剤なので刺激臭と毒性があるので換気に注意して使用する。リムーバーと同じく汚れが付いてる物への影響を考慮すべきである。

硬い面に付着した小面積の絵具なら乾いてしまってもヘラなどで削れば多少は削り落とせる。うまくいけば付着面からポロッと剥がれる事もある。

便利な絵具である反面、汚れると最もやっかいな絵具なので、月並みだが注意が必要なのである。