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アルシュオイルパッド
油彩専用画用紙を使用した感想

水彩画用紙で有名なフランスの製紙メーカーのアルシュが何年か前から日本でも油彩用画用紙も発売している。

紙の目が細目の12枚綴りで23x31cm 31x41cmの二つのサイズがある。紙の厚さは300g/㎡。

製法はモールドメイド(円網漉し)、素材はコットン100%のアルカリ処理蛍光剤不使用との事。 紙色はホワイトだが極めて薄い黄みがかったクリーム色。

油絵具用画用紙アルシュオイルパッドに試し塗り
オイルパッドの表側に油絵具で試し塗り

油彩・オイルパステル専用。

通常のキャンバスペーパーと違い、紙にキャンバスの目は無く、ケント紙の様に平滑でもなく、画用紙の様な微かな紙の目があり柔らかい紙の質感を感じる。

カッターで裁断しようにも少し手こずるくらい紙に厚さもあるので丈夫さもある。

油性溶液で薄めて描いていくので水性画材で水を使った時の様な紙の反りも起こらない。描き進めていくとほんの少し微かに反ってくるが。

画用紙独特の毛羽立ちも紙に直接しつこく強いタッチで描いていると紙の毛羽立ちも少し見えなくもないが普通に描いている分には問題ない。

おそらくかなり強めのサイジングで油の滲潤防止の目止めをしているのだろう。

絵具を乗せた筆が紙の上で滑り過ぎず、かと言って引っかからずに、紙に食い付く様な滑らかな筆触感を描いていて感じられる。