美術の授業の時間が減っていると聞いてもう数年以上経つが今はどうなのだろう?
大学受験のある高校はともかく感受性が育ちやすい小中学生の授業は減らさない方が良いとは思う。
ただ感受性と言ってもそれは中々に曖昧で得心しづらい人もいるだろう。
では本当に美術の授業の時間は必要なのだろうか。
他の主要科目は、特に試験科目は誰かが作った問いを与えられて特定の解を得る。(学問としては本来それだけでは無いが)
美術は何を作れと指定されない限り、
自分で問い(テーマ)を作り自分だけの解を作る。(それは音楽や作文など創作系全般に言えるが)
役に立つからやると言うのは好かないけどあえて言うなら、こういう脳の回路を育てておく方が後々の仕事や生き方の形成に役立つ。なぜならそれらは何も無いキャンバスに描くがごとくの事だから。
しかしただ単に面白いから・好きだからという行為として自然に楽しく学べて豊かな創造力などを育めるのが理想的なのだろう。そういう場を機会を遍く子供たちに提供する為には必要な時間なのかと考える。