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背景画に必要な画材

背景画を描くのに必要な道具は、

・絵の具
ポスターカラーを用いる。ニッカー社の物が日本では標準としてよく用いられる。

・筆
デザイン用や日本画用の削用筆(平筆)や面相筆(丸筆)が用いられる。柔らかい毛の絵具と水の含みの良い物が良い。色ごとに同時に何本も使う事が多いので同サイズの物やサイズ違いの物を何本か用意しておく。あとグラデーションする際に色の境目を軽く撫でる様に刷毛を掛けてぼかす為の幅10センチ程の平刷毛を。

・画用紙
TMK画用紙がよく用いられる。ある程度の厚さと適度な水分の吸い込みのある用紙が良い。B4サイズもしくはそれ以上でよく描かれる。

・溶き皿
日本画用の丸い陶器の皿が使われる。皿の大きさや深さもあるが大きい絵や大量の絵具を扱うのでなければ手のひらに収まる位の中程度の物で良い。一皿で複数の色を溶くと色同士が混ざりやすいので何皿か用意する。使う色の分だけあればあるほど描いてる間に皿を洗う手間が省けるので置くスペースがあるなら多いに越した事はない。

・筆洗
筆を洗う為の容器。これは何でも良いが水彩用の専用の物でいくつか仕切りがある物の方が筆の汚れを落とす部分ときれいな水でさらに濯ぐ部分に分けられて使いやすい。

・雑巾
濯いだ筆の水分を拭う。

・溝引き定規&ガラス棒
定規を紙に置き、定規の溝にガラス棒の丸い先を置き、ガラス棒と色を乗せた面相筆を同じ手で持ちながら横にスライドさせていくと真っ直ぐな線を引く事が出来る。定規は30センチ位の物が使いやすい。ガラス棒は金属製の物もある。ガラスの方が若干軽い。

・鉄筆
先の尖った金属の棒が取り付けられた物。何かを描く事が出来るわけでなく主に紙に跡をつける為の物。鉛筆で描いた線画の下絵を画用紙に乗せて鉄筆で線を強くなぞる事で下の画用紙に跡を付けて絵の具で描く時のガイドラインにする。

・専用の机
紙の両面を水で濡らして机に貼り付ける様に置いてはじめの地塗りをするので、汚れても良い専用の机を用意する。仕上げの際にも汚れる恐れはある。なお机を水拭きすれば絵具はほとんど落ちる。

・エアブラシ
基本的には使用しないが、筆では描きづらい様なグラデーションの仕上げで使用する事が多い。

・パソコン及び画像編集ソフト
近年ではこちらが主流になっている。3Dを扱わないならPCのスペックはミドルエンド程度で可能。ソフトは機能差はあれど基本描画でやる事は共通しているので必要に応じて。マウスでは描きづらいのでペンタブレットや液晶タブレットも要。その他周辺機器は必要に応じて揃えたい。
デジタル一本でいくならこちらだけ揃えても良い。

机周り周辺の道具や細かい道具は描き手によりまだ多くあるが、基本的に必要な道具は以上となる。