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極細筆キャムロンプロプラタの使い心地

ここ一年くらいは、アルテージュという筆やその他画材を扱っている会社から発売されている油彩用途でもありアクリルや水彩やホビー塗料用途でも使用出来るキャムロンプロプラタの丸筆の極細タイプの筆を油絵の細い線描や細かい部分の描画に使用している。

今までコリンスキーの毛の筆を採用していたのだけど天然毛のコリンスキーが絶滅からの保護する法律の為に販売されなくなってきたのでその代わりになる筆が必要であったのでいろいと試していてこのキャムロンプロプラタの筆が適していると感じられた。

コリンスキー以外の天然毛だと中々絵具を含んだ時の穂先のまとまりが細くならず細い線を描きづらい。あとはコリンスキーも含め天然の獣毛はよく手入れしていても筆からの毛の抜けが多いのでわりとすぐに穂先が太くなるという欠点がある様に感じられる。となると他の人工毛であるナイロンやリセーブルの筆が丈夫で選択肢に上がる。しかし柔らかめの天然毛と比べると絵具の含みが少なく若干毛に硬さというか毛の柔らかさが感じられないので描き心地が変わってくる。という点がキャムロンプロプラタの筆にも感じられ毛の抜け等の耐久性は高く若干毛に硬さは感じられ絵具の含みもやや少なく感じられるがそれでも他に試した天然毛の獣毛や人工毛の筆に比べると少ないので使いやすくあくまでコリンスキーと比較するとという程度ではある。
であるとしても1/10と1/100の針の様な穂先で糸の様な線の引ける最細のサイズを使用しているが毛の抜けが少ないのでよく洗浄して丁寧に使えば柔らかい獣毛の筆より長く細い線描を保つ事が出来ている点を特筆したい。絵具を含んだ時の穂先のまとまりもとても良い。

穂先全体の長さも長過ぎず短過ぎずこれなら細密画全般に使用出来て模型等の立体物の細部の塗りも筆をコントロールしやすいだろうとも感じる。 個人的には極細のしかしある程度の長さの線描を引くなら最小サイズである1/100サイズより一段上のサイズの穂先が長く毛が多く絵具の含みが多くなる1/10がコントロールしやすくて使いやすい。