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キャンバスの貼り方

ホチキス型のキャンバスタッカーで張る方法もあるが一般的には釘で布を木枠に留めていく。

必要な道具
・キャンバスプライヤー
ペンチの様な形の画布を木枠に引っ張り押し付ける専用の道具。またはペンチでも可。
・木枠
布を張るキャンバスの土台となる組み立て式の枠木。現在では杉か桐が一般的。耐久力は杉、軽量性は桐。
・画布
木枠に張る布。ここに絵を描く。麻や綿やナイロンが一般的。麻が最も耐久力がある。綿やナイロンは安価で生地の目が均一。
・釘
画布を木枠に留める。真鍮・鉄・ステンレス製がある。ステンレスは錆びにくいが少し高値。
・金槌
釘を打ち付ける用。木枠を嵌める時に軽く叩くのにも。
・釘抜き
張り直しや画布の持ち運びで剥がす時に釘を抜く事もある。金槌の持ち手側に釘抜きが付いている一体型の物もある。

が要る。

一般的には、木枠の上下左右の辺の中央に一箇所ずつ釘で留めていく。画布の裏面に木枠を合わせて当てプライヤーで画布の端を挟んで押さえて引っ張りながら画布がぴんと張る様に釘を打ち留めていく。次に徐々に各辺の角に向かって等間隔に順に各辺を順々に留めていく。最後に各四つの角を留める。常に画布に皺が寄らない様にぴんと張りつつ調整して留めていく。裏面から手で叩いて太鼓の様に音がポンポンっと鳴ればしっかり張れている証拠である。この時に鉛筆で釘を留める位置を測って印を書いておくと等間隔に釘を打てる。あとキャンバスプライヤー(の支点)をテコの原理で木枠に当てるので木に跡が残りやすいので気になる場合はプライヤーの支点に何か厚い紙か布を当てて置くと跡が残らない。

キャンバスの張り方の釘の打つ順序

ちなみに地塗りのされていない生地のままの画布の場合は一般的な張り方とは逆に辺の両角から始め中央で最後に留める。そして各辺それを繰り返して完了。