かんたんに部屋をきれいにする、というよりもきれいに見せるコツは、
"物を床に置かない"という事が重要だ。
その効用は
・ほこりやちりなどを掃除しやすい(何も無いただの平面を掃くだけなので)
・そもそも何も無いのだからすっきりしてきれいに見える
逆に床にたくさん物があると、
・ほこりやちりが溜まりかつ置かれてる物が邪魔でその個数に応じて整理しないと掃除もままならない
→ 掃除する気が起きなくてさらに汚くなるのループ。下手したら虫がわく
・物があり過ぎると落ち着かず集中出来ない(性格によるが)
マメに掃除をするのが一番ではあるけれどそうもいかない時もある。
こういうときミニマリストに学ぶ点は多い。
近年聞かれるミニマリストとは生活を豊かにする為に、逆に、モノ(やコト)を少なくして生きる人の事である。シンプルさを信条とするとも言える。
その名称と主義主張は、元々は20世紀アメリカ美術に発祥した美術運動またはその主義であるミニマリズムが起源と目される。それは抽象画であり、絵具をあたかも感情のままぶちまけるが如くに塗り、実物には無いような抽象的かつ有機的な形・模様を描くいわゆる"熱い抽象"(アンフォルメル(仏)、ドリッピングなど)と正反対の性質の、 幾何学的な線や形や色面だけで構成された"冷たい抽象"をさらにより少ない構成要素で描いた作品やその画家の主義のことである。
掃除・収納・整理において、その"より少ない構成要素で"と言うところが重要なのである。
・必要ない物は捨てる、または生活スペースとは別の部屋や場所に収納する。
確実に使うまたは使う可能性が高いという物以外の物で、まだ使うかもという考えは要注意で、見切り・損切りが大切になってくる。(重要な書類や品物・思い出の物などの紛失には気をつけて)
これだけで7割ほどきれいに見違える。持っているスペースに対して過剰に物がある場合、取捨選択いわゆる断捨離ををやらないと何処かが必ず物で溢れるので必須。
・あとは生活スペースに応じたなるべく必要最低限の家具などを置く。
私の場合はフローリング床の生活スペースに、
・シンプルな作業の為の机と椅子
・ベッド
・簡易机の上に衣装ケースと小物入れ
・本や小物を乗せるキャスター付きの3段のラック棚
・大きい服を吊す突っ張り棒
で構成されている。
いずれも脚付きの家具または壁面を利用する収納用具で出来る限り床に物を置かない(床に触れる面積を減らす)事を念頭においている。
(暖房器具や扇風機は床に置くけど。邪魔にならない物は壁に立て掛けている。別に一部屋を物置としている)
あとは設置作業が必要にはなるけれど壁面の中空部分を活かせればと思う、普段使わないデッドスペースの部分が多いから。
こうかんがえると部屋の掃除・整理・収納はミニマリズムの絵を描くように思えてくる。部屋はキャンバスなのだなと。基本無精者なのでこういう考え方しか出来ないのは悲しいところですが泣。もっと色んな形や色で飾る部屋があっても良いとは思うけども。
部屋を構成する個々のパーツがそれほどきれいでなくても、床面を整えておくととりあえずきれいを保てるとは思います。出来る限り物を置かないという事が重要かつ楽なのだろう感じる次第です。