dorayakiBlog

可愛い色とは

現代では"かわいい"という言葉は汎用性が高く広範に使われるだけにはっきりとした意味は曖昧な部分もあり人によっては定義に多少の差が出る形容の語句である(漢字で"可愛い"と書くのでやはり"愛でる可く"事が出来るという状態に対する語なのだろう)。

色に対してかわいい色として持つイメージも人によって多少の差もあり基本的には視る人の趣味嗜好にも左右されやすく、加えて色が付与している物自体がどの様なイメージの物かといった属性にも大きく影響を受けるとも言える。

しかし一般的にある程度の共通しているかわいいイメージを持つ色として、

・白
・淡い色
・明るめの鮮やかな色
・明るい灰色がかった中間色
・暖色

等があり、これらの色彩にはかわいいの要素がある。

この中でも特にかわいいイメージを持つのが淡い色である。淡い色はトーンと呼ばれる色調が高明度で低彩度の色調であるペールトーン(pale tone)の領域に当たり、各トーン毎のイメージの中でかわいい等のイメージを持つトーンに当たる。淡い色はどの色相であっても全般にかわいいイメージを持ちやすい。淡い色は色の成分として白+各色相における純色(=最高彩度の鮮やかな色)となり、純色の持つ強烈な色のイメージに優しく柔らかく作用する白のイメージも加わるので(同時に純色のイメージによって白の持つイメージである完璧さや潔癖さの方も和らげつつ)かわいいというイメージに合致する。

次いで淡い色にトーンが近しい白や明るめの鮮やかな色や明るめの中間色も優しさやかわいい等のイメージの成分も感じる事が出来る。そして明度と彩度から成るトーン(色調)の領域が同じであっても色相が違うならば青系統の寒色よりも赤系統の暖色の方が微差ではあるがかわいいイメージが強い様に感じられる。結論として単体の色としては桜色や桃色やピンク色等が色相及びトーンとしては最もかわいいイメージを強く持つと言える。

反対に黒や暗色(=黒と純色のみの色成分の色)や暗い灰色や暗い中間色は単色だけで見ればかわいいイメージは少ない。ただし複数色による配色において用いられる場合はその限りでは無い(例えば黒とピンクの様な現代的な配色ではビビットなかわいい配色イメージにもなり黒もまたかわいさにおける違った表情のサブカラーとなり得る)。一般的な配色においては白や淡色を他の別のイメージの色相と合わせて配置するとかわいいイメージを演出する事が出来る。

黒とピンクによる配色例の図
黒とピンクによる配色例