ルネサンスより遥か古代1世紀〜9世紀くらいに蝋を用いた絵画技法。紀元前4世紀頃に発明される。9世紀以降は使われなくなる。
顔料+溶かした熱い蝋を足して描く。又は焼き付ける。木版や大理石に描かれる。
ミイラやその肖像画、その他メディウムや接着剤や艶出し剤に使われていた。主に使われていたのは蜜蝋。
基本的に蝋だけなら、黄化せず酸化もせず皮膜の伸縮膨張もせず耐水性が高い為に優秀なメディウムであった様である。とある文献によると使用されていたであろうギリシャ・ローマ又はエジプト等の中東の温暖な気候には適して対天候性に優れていた様だが寒い地域では特に外壁の蝋画においては蝋は脆くなり剥がれ落ちやすくなるとの事。蝋に配合される油や樹脂には画家により色々な配合がされていた模様で諸説ある。また支持体は油性の物でない方が良いとの事。