dorayakiBlog
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灰色の混色の方法

絵具の混色においての灰色の作り方は、

・白と黒を混ぜる

・補色同士の色を均等に混ぜる

・三原色を混ぜる

がある。

・白と黒を混ぜる
白と黒を混ぜるでは両色ともに完全な無彩色(色味の無い色)なので完全な灰色が作る事が出来る。ただしこれは概念上の色相での事で絵具の白や黒は多少の白や黒の自身の色を損なわない程度のかすかな色味をその顔料の性質により持つので混ぜる白や黒の種類によって作られる灰色もそれぞれ違う色味の灰色が出来る。白では黄味がかった白の絵具や青みがかった白の絵具等があり、黒では赤みがかった黒の絵具や青みがかった黒の絵具や茶褐色または紫褐色がかった黒の絵具等がありそれらは白と黒での混色をする事でより顕著に分かる。とはいえ他の有彩色での混色では作れないくらいには無彩色の灰色に限りなく近い。

・補色同士の色を均等に混ぜる
補色同士の色を均等に混ぜるでは、色相環という色を円環状に虹のスペクトルの順で並べた中のある一つの色と正反対の真向かいの位置にある色の補色の関係にある色同士を均等に混ぜると理論上灰色になる。
ただ絵具の場合それぞれの絵具の着色力や目分量での混色の加減により完全に均等にする事は難しくたいていは混ぜたどちらかの色味に多少なりとも偏る事が多く色味を持つ灰色になりやすい。一般的に絵を描く上では特に写実的な絵を描く上ではこういった色味を持つ灰色の方が完全な無彩色の灰色より現実の色味に近く重宝される。

・三原色を混ぜる
三原色を混ぜるでは、(赤青黄の様な)三つの内の二つの色同士を混ぜると結果的に残った最後の一つの補色になるので補色同士の混色と変わらない。絵具での三原色の混色は減法混色と呼ばれ混ぜれば混ぜるほど暗くなるがもう一つの混色方法の加法混色における黒は作る事が出来ず減法混色では限りなく暗い灰色が作れるに留まる。三原色でなくても色相環上で似た様な位置関係にある三つの純色でも同じ事は出来る。他には組み合わせる色の明度で作れる灰色の明暗が変わる。
絵を描く上では補色による二色の混色よりも三原色または三原色に近い位置関係による三色での混色の方がより変化に富んだパターンの灰色を作る事が出来る。三色以上混ぜても灰色は作る事が出来るが灰色を作る構成的に無駄な手数となり再現性も低くなるので三色より多く混色での色数を増やす必要性はあまり無い。

この文章内では絵具による無彩色とごくわずか色味を含む中間色の事を灰色としている。
もう少しその幅を広げてみると白い絵具を含まない明るい色、例えば黄色や明るめの青や赤その他の有彩色に黒を混ぜてみると少し灰色がかった色味の濁った色になる。逆に白を鮮やかな有彩色に混ぜても明るくはなるが彩度つまり鮮やかさは落ちて少し濁った色(白濁した色)になり無彩色にほんの少しではあるが近づく。鮮やかな色と鮮やかな色を混ぜても色相環での位置が近い色同士でも多少なりとも彩度が落ちる。
基本的に混色をすると絵具においては灰色に近くなるとも言える。