昭和中期の安定した人生とは程遠い何が起こるか分からない昨今の状況だから、何か起こった時の為に生活のレベルは最低限まで抑えておく方が良い。それで何も起こらなければそれで良し。とはいえ、何も起こらなくてもほどほどに満足できるレベルで。
いざ何かあってから生活レベルを下げようとしても、今までそれが当たり前の常識だったわけで常識を覆すのはかなり困難が伴い貧困という強制力を以って無理矢理に質を下げさせられて我慢とひもじさから相当なストレスと敗北感を受けてしまう。
しかし何でも質を下げてしまうとお金はあるのに貧困状態になるので、どうでも良い事にはお金を掛けず、本当に大切ないくつかの事を見極めつつ、生活レベルをある部分では落とし、ある部分では上げる方が精神健康的に良い。
自分の(又は家族の)健康と可能性に関わる部分はレベルを下げない方が良いけど、
それ以外の何も意識せずに当たり前に行ってる消費行動を削る。無駄だと思われる行動を意識して探してみる。
あとは見栄による消費を削る。最低限の身だしなみと礼儀は整えるとしても、世間体とか他者に悪く見られるとかそういう見栄っ張りで消費している事を削る。そんな所で見えない誰かに勝っても意味はないので。
つまり生活レベル・生活の質を下げるとは、使うお金を削る事により生活水準を下げる事ではあるがあくまで不安定な社会への防衛による自衛であって、それが目的の苦行ではないので自分が楽しさを感じられる程度であえて意識して行う事が肝要であると考える。
お金は生きる道具であり目的ではない。 が自分を大切な誰かを守れるくらいはあった方が良いので自衛しつつ大切な人生の目的を果たす事だけ考えた方が良い。