LINEが一部開発運営を外部の海外の委託している会社の開発者がユーザーのデータを自由に閲覧出来ていた問題が先日発覚し話題になった。まぁ何年も前からその懸念は話題にされていたが。
一応LINE側の会見説明で国内にサーバーを全て移す話もあったが、後日海外の会社に一部運営開発を委託する規約内容の発表もあった様だ。
日本国内の行政自治体も多く利用停止を決めている。
そんな中でこれからもLINEを使い続けるべきなのか?
行政・自治体はもちろん企業は国家の運営・会社の経営の重要事項を伝達する事も多いわけだから機密情報が漏洩する恐れのある伝達手段は用いるべきではない。その情報はどういう利用のされ方をするのか全く分からないのだし、悪意のある用いられ方をされない保証も無く、SNSの一企業の性善説に委ねてはならないものであるから。
昨今SNSに限らずインターネットにおいては使用者側の情報はその寡多に関わらず良くも悪くも抜かれて何らかの利用はされている。個人又は団体組織の情報を入力したり規約に同意したりすればその量と内容の質は増え上がる。
普通ならユーザーの動向の分析やビッグデータを利用した運営・開発・販促等に利用されるのだろう。悪意があれば漏洩による情報の販売やハッキング等が考えられる。
当然クローズドなSNSとはいえ身内しか見ていないわけでなく運営も見ようと思えば見れるわけで。
とはいえ、LINEが本当にどこまでユーザーデータを利用もしくは悪用しているのかはまだ分からないし、そこまで考え過ぎても他のアプリなども何も使えなくなるので、
本当に会見説明の発言の通りに運営上不適切なユーザーの動向を監視する為の閲覧であったのだとして、LINEを一企業として普通に信頼するのであれば、
一般的なユーザーは、インフラとして利便性が良く他に代替が無く、法や道義に触れる様なやましい事や自分の中だけ又はプライベートだけに留めておかなければならない事などをアップロードせず、運営に閲覧される可能性も気にならず、単純に普通の日常生活のやり取りをするだけなら、自己責任の元、使い続けても問題無いと考える。
しかし信用出来ないなら使用しない。他の伝達手段にする。それだけの事(他の多くの身内が使っていて自分が使えないと不便というのはあるが)。それか情報の全ては委ねず許容範囲の中で使うか。何にせよそういう懸念が残ったままでは気持ちよく使えないので。
とりあえず国が、指導又は調査その後のLINEの対応を判断し情報インフラ(の一つ)としてどの様に認めるのかを以って、私たちも付き合い方を判断・決めていく事になるのだろう。