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天然の軟毛筆について

自分は柔らかい筆の感触やタッチ、絵具をゆるくして筆に多く含ませて事が描く多いので天然の軟毛の油彩筆をよく使用するのだけど、近年コリンスキーなどの毛の筆が廃番になってそれに代わる筆を探さないといけなくなる。 ワシントン条約による絶滅の恐れのある動物を保護する国際条約でその為の様である。 人間の勝手でそうなるなら規制も仕方ない事かとは思う。

ただ合成繊維の軟毛筆も柔らかさはあるのだけど弾力的な固さが柔らかさの中にもある様な気がして私には馴染まなかった。思い込みかもしれないけど。天然毛の有機的な柔らかさが欲しい。

そうなると狸や馬の中軟毛の筆が今のところ良いのかなぁと考えている。軟毛より固いけど有機的な柔らかさはある様な気はする。描画中に毛が抜けたり、描画後の手入れは合成繊維毛より手間はかかるにしても。

絶滅の恐れのある動物の回復を願う。筆の毛にならなくても構わないから。