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現金を使わなくなった事への所感

2010年代初頭から既にクレジットカード含め各種の電子マネー等のキャッシュレス決済は広く普及し台頭していたが昨今のネットやスマホの普及や近年の流行り病による御時世のせいでかなりその進捗は速くなった様に見える。

電子マネーの種類も増え、鉄道関連のSuicaやPASMO(他にICOCA等多数)や、QUICPayやID等の銀行引き落とし型のものや、EdyやWAONやnanaco等の一般の企業によるもの等のものに加え、PayPayやauPayやLINEPay等のバーコードを提示してネット以外の現実の買い物でも決済出来るタイプの電子マネーも把握が難しいくらいに増えている。

これら電子マネーを従来のカードだけでなく多くの世代で一人一台持つ様になったスマホでほぼ一括して取りまとめる事が出来る様になった事はとても大きく影響しているだろう。

個人的な話をすれば、生活圏内では最も頻繁に購入する食料品や日常雑貨を購入するスーパーマーケットやコンビニやデパートまたはショッピングモールではクレジットカードを始め近年では各種電子マネーでの決済も可能になっているし、一般の小規模店舗でもクレジットカード以外にもPayPayを使用出来る店舗(例えば近所にある釣具屋とかでも)もよく見かける。自身は絵を描くので絵具を購入する画材店でもクレジットカードも使用出来るが東京のお茶の水にある画材店を訪れた時にSuicaを始めとする各種数種類の電子マネーを使用する事が出来るのを見て現金を使わなくなって来ているのだなと強く実感した。今では現金を使うとしたら病院と公共料金の払込の一部とコインランドリーの乾燥機と年に一度ある祭りの出店くらいでしか普段は使わない。あとは電子マネーのチャージの時くらい(それすらも口座引落としのオートチャージ出来るものもあるしモバイルなら尚の事)。現在の生活圏では電車が主な移動手段であるが車が必要になればガソリンを頻繁に購入しなければいけなくなるが近年大手のガソリンスタンドでも従来のクレジットカード決済に加え電子マネーでの決済が可能な店舗も増えている模様である。

昔から続く事業者間または事業者と個人による売買では振込以外に現金でのやり取りは多いのかもしれないが少なくとも個人一般の生活レベルではキャッシュレスの決済の機会が増えてとても大きい割合を占め始めて来ていて現金で支払う物は少なくなって来ているのは間違い無いと感じる。(ケースに札束を詰めて家や新車を買いに行くわけもないだろうし現金握りしめて行くのはせいぜい中古車かIT機器や家電や大型家具やブランド雑貨くらいだろうか?ただそれらも振込や口座引落としのクレジットカードやネット注文で済むケースも多いであろうし)

しかしそもそもの話、通貨および貨幣とは大昔に物々交換であったのが不便なのでその交換に値する金などの貴金属や証書や銀行券や硬貨等を共通使用出来る一つの証として取り決め発行した物なので電子マネーの台頭も起こるべくして起こった時代の流れのひとつなのかもしれないとも思うところではある。良い悪いは取り敢えず抜きにして。

それにまだこれからweb3.0による非代替性トークンによるnftやビットコインやブロックチェーン(仮想通貨?)を用いたメタバース(仮想空間の様な何か)での新たな通貨も勃興し始めているのでまた時代が移り変わるのかもしれない。メタバースが実現して流行り普及するかはまだ全く未知数ではあるけれどまぁ決済手段に何らかの変革が起こる可能性はとても高い筈である。一般の個人間での金銭の授受も古くは電子決済のPayPalを始め近年では各種webサービスやアプリ上で決済し送金出来る様にもなり始めている様でもあるので家族や友人知人の間でもお年玉やお小遣いやお金の貸し借りなどを行う様になるかもしれない。現に給料を電子マネーでという話も案として出ているくらいなのでさもありなんである。

私自身は財布と現金を持たずに薄いビニール素材のカードケースにクレジットカード、キャッシュカード、Suica、運転免許証、健康保険証だけ入れて緊急用にお札を一枚備えておく感じにしている。モバイル電子マネーはスマホもまだそれなりに現金(特に硬貨)の入った財布と同じくらいには重いので採り入れてはいない検討段階である。

キャッシュレス用のカードとお札が入ったケース
(こんな感じで)

投げ銭という言葉の代名詞が銭形平次からYouTubeのスーパーチャットの様な動画配信での寄付に置き換わる日は遠くないのだろうと感じる今日この頃である。