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油絵具の描画用画用液の使い方

油絵具でのメディウムの使い方は、

筆に含ませる方法と絵具に練り混ぜる方法と直接画面に塗布する方法がある。

・筆に含ませる
最も一般的な方法で油壺に入れた液状のメディウムに筆を浸して筆の毛にメディウムを含ませる。筆を湿らす程度に浸けるでも良いし沢山濡らしてそのまま混ぜ込んでも良いし多少筆を布などで拭っても毛にメディウムは残る。この濡れた筆で混色したり画面に乗せたりする際に絵具に筆の圧でメディウムを混ぜ込む。硬い毛の筆よりも柔らかい毛の方が含みが良い、豚毛より馬やイタチやたぬきなどの毛又は軟毛のナイロン等の。

・絵具に練り混ぜる
パレットに出した絵具に直接混ぜる。ペインティングナイフやパレットナイフでこねて混ぜると均一に絵具とメディウムを混ぜる事が出来る。液状のメディウムでも可能だが粘り気のある固形のメディウムを混ぜる方が多量のメディウムを混ぜても絵具の粘度を損なわないのでこの方法に適している。現在では一般的でないがルネサンスの時代前後の画家のパレットに粘り気のあるメディウムを使用している様子を描いた絵画からもこの方法を察する事が出来る。粘性の高い加工した乾性油であるスタンドオイルや粘性の高い樹脂のヴェネチアテレピンやチューブタイプの硬い練りのアルキド樹脂等が材料として適している。

・直接画面に塗布する。
乾性油をそのまま画面の全面または部分問わず直接塗る。下描きや中描きしたある程度完成に近づいた絵に施す方法である。濡れて乾かない下地が出来て滑らかなグラデーションの薄塗りを仕上げで施す時によく使用される。多量の油を塗ると油じみて乾燥や黄変具合に影響を及ぼす事もあるので適度の量でうっすらと塗る程度に留めると良い。