政府の施策で学校に一人一台パソコンが配布されるようになるという事で話題になっている。
ただもっと話題になっているのは先駆けて配布が実施されたそれが27万円だという事だ。もちろん高過ぎると非難される悪いほうの。
パソコンのスペックだけみると安値の物とそれほど変わらないらしい。
CPU intel celron n4000
メモリ 4GB
記憶容量 64GB
10インチ
市場価格より多少安いとは思われるが、Amazon でどのくらいの価格帯でどんな性能のパソコンが買えるかと見てみると、
二十数万円出せば高いと言われるApple製のデスクトップ型や普通クラスの高性能ゲーミングパソコンも買えるくらいの値段には見えた。
かたや上記の配布されるほうのスペックで見てみると数万円〜十万円くらいで買える物が多いようだ。現に配布される現物はおよそ8万円ほどのマシンのようだ。
このスペックだとグラフィック系や動画編集などのソフトウェアをたくさんインストールして使うとかの用途では無さそう。
となると一般の業務で使用するソフトや学習教材用のソフトなどをインストールするのだろうか。そうなると8万円にプラスして数万円として、十数万円。おそらく大企業が請け負うのだろうから、全国への納入作業や教育用の独自の専用システムの開発や保守やアフターケア代などを含めるとそれなりのお値段になってしまうのだろう(と思いたい)。いざパソコンで不具合があった場合などには学校の先生では対応出来ないだろうから。
安いから悪いとは思わないし用途にあった値段というものもある。その逆もまた然りで。
とはいえ配布と言われるものの3年のリースになるようで3年ごとに27万円はちとお高いな、と思ってしまうのは一般的な感覚としては当然かなと感じる。
パソコンを小さい頃から慣れされる理由としての大人たち(主に政府財界)の一番の目的というのは、授業の効率化も含め、変な使い方をしないようなITリテラシーの教育や一般業務系ソフトを使える人材育成とプログラミング人材の育成がしたいという事なのだろうから、Office系のソフトとプログラミング用のフリーのテキストエディタやら開発環境のソフトでもパソコンにインストールして、専門家を臨時教師として招聘して、そのとっかかりになる子どもが興味持てるような授業でもすれば良いのにとか感じる。そのくらいならスペックもそれほど食わないのにとIT素人としては思うのだが。