dorayakiBlog
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練り消しの使い方

一般的な筆記や事務で使われる消しゴムとは別に、

絵の下描きやデッサンや鉛筆画で鉛筆による線や塗りを消すのに使われる専用の練り消し、練る事の出来る消しゴムがある。

筆記用の消しゴムと異なり柔らかく練って形を変える事が出来るので柔軟に色々な使い方が出来る。柔らかく練る事の出来る練り消しではあるがメーカーによってはさらに硬軟の種類がある物もある。

普通の大きさに丸めて消すにしても筆記用の消しゴムは硬いので鋭いエッジを消し跡に残すのに対して練り消しは柔らかいエッジや面を残して消す事が出来る。

他にも、
変形させて角ばらせたり先を細めて細い線や点々の形で消す事も出来る。逆に平たく広げたり練り消しの量を粘土を足す様に継ぎ足して大きくすれば消せる面積も増やす事が出来る。鉛筆によって黒くなった部分に軽く押し当て部分的に白く抜いたり、一気に消すのでなく消す圧力を調整する事で様々な階調のグラデーションを持たせながら消す事も出来る。クッキーの型抜きの様に既存の型を作る事で描画における型抜きも出来そうでもある。

新しい練り消しゴムと使い込んで汚くなった練り消しゴムの比較図
新しい練り消しと使い込んで汚れた練り消し

この事から消すという行為と同時に白く描く道具すなわち画材でもある事が窺え水彩画におけるマスキングの様な効果も期待出来る。

使用していく内に練り消しが消した鉛筆の黒鉛を含んでいくので徐々に黒くなり、それでもしばらくは使用出来るが限界に達すると消す度に紙に練り消しに含まれる黒鉛が付着して汚してしまうのでその段階に達したら新しい練り消しに交換した方が良い。原理的に粘土に黒鉛を含む鉛筆と同じ構造の物になってしまうのもあり。もしくは新しい練り消しを継ぎ足して練り合わせる事で黒鉛の濃度を薄めれば紙を汚す事なく再び使用し続ける事は出来る。がしかしそれならば全く紙を汚す心配が無いまっさらな新しい練り消しに交換した方が良い。継ぎ足すのはあくまで大きさを保ちたい時くらいだろうか。

細く変形させた練り消しゴム
両先端を細く変形させた練り消し

他にはかなり補助的な使い方で描画に使うのでは無いが、粘土と同じく練る事が出来るので想像で何かを描く場合に立方体や球や簡単な形を成形する事で光と影の付き方をシミュレートする事も出来る。石膏の様に白いので陰影が理解しやすい事もあり。