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鉛筆の硬度Fとデッサンなどでの用途

ご存知の通り、鉛筆には芯に硬さがある。

鉛筆の芯は黒鉛と粘土で出来ている。

その比率で硬さに違いが出る。

黒鉛が多くなるほど柔らかくなり色も濃くなる。少なくなるほど硬く色も薄くなる。

硬度にはだいたい6B〜9Hくらいの幅がある。硬度はBの表記されてる数が増えるほど柔らかく濃くなり、Hの表記されてる数が増えるほど硬く薄くなる。 メーカーによっては同じ数値でも濃さは少し異なる。気温に高低によっても濃さが微妙に変わってくる。

BはBlack、Hはhard を表している。間に中間の硬度firmの頭文字のFもある。

鉛筆の硬度の色見本
弱〜少し強い筆圧での色見本

大まかに言うと主にB系の鉛筆はデッサンなど絵に用いられる事が多い。汚れやすいが消しゴムで消しやすい。

HBは文字を書く為に筆記具によく用いられる。

H系は製図や石材など硬い物への表記用や絵のデッサンの硬い質感などによく用いられる。汚れにくいが強く描くと跡が残るくらい芯が硬い。

とはいえ、本格的にデッサンに臨もうとすると人にもよるが6H〜6Bくらいの幅で用意したほうが良い。

個人的には、ステッドラーというメーカーの物が粒子の紙へのノリが良いという理由で昔からそれを使っている。今でもそれのFがちょうど良い硬さと濃さなので絵の下描きとクロッキーに使っている。そういえば学生時代にはFの存在は先生とかから知らされてなかったような。そこそこ硬いので筆圧で細い・太い、濃い・薄いをある程度変化させたり鉛筆の腹を使って極太な線も、一本でこなしている。一本なら携帯性にも優れるので。