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鉛筆 硬度HBの使い道・用途

19世紀のイギリスでHやBなどの硬さ別の鉛筆が開発されてその後に更なる要望により中間の硬度のHBが作られた。

Hはhard(硬い)、Bはblack(黒い)の略である。もう一つ中間の硬度でF(firm=ひきしまった)もある。

大手の鉛筆メーカーにより特に硬度による用途は制定していない様ではある。使用する分野や業界により硬度の使い分けが慣習になっている。

Bより柔らかい硬度の鉛筆は絵画やイラストの分野のデッサンや下描きに多く用いられる。 Hより硬い硬度の鉛筆は製図、デッサンの淡い部分や硬い質感の表現に多く用いられる。

HBは主に学習や試験やその他書類作成等の筆記に多く用いられる。近年の学校の現場ではもう少し柔らかいB〜2Bもこの用途の範囲に入る様である。子供の体力の低下や低学年の児童においては書くのに必要な力が少なくて楽な為であろうか。

絵や製図の分野では、鋭くかつ濃い線も引けて筆圧の調整と濃い硬度との併用で淡い線にも演出出来るので中途半端でもあるけれどオールマイティに使用できる硬度である。