新生活がそろそろ始まるシーズンなので、10年くらいシェアハウスをしていて良かった事と不便に感じた事について書いてみると、
まず物件に関して、賃貸の物件を借りているのだけど、東京都内で借りるより少し離れた地方で借りて良かったと感じている。お金が困らないほどあるなら都内で広い面積の部屋を借りられるが、そうでないなら十万円くらいから出さないと2人以上で暮らすに充分な広さの部屋でそこそこの条件の物件は見つけづらい様に思う。それだとワンルームに一人で暮らすのと比べてメリットが少ない。狭くても楽しめる人もいるかもしれないが。
なので今は都外で物件を探して借りているのだけど、都心から離れれば離れるほど家賃は下がり、私の実例を挙げてみると都内のワンルームの家賃分の金額で二階建ての一軒家(リビング・キッチン・バスルーム・トイレ2つ・他六畳の三部屋)を借りる事が出来て大幅に家賃の節約が出来て部屋の広さも確保出来た点についてはシェアハウスのメリットを大きく享受出来たと強く感じている。シェアアトリエという大きなキャンバスを置けそうな作業場の様な賃貸物件も今いる方面に来て初めて見る事が出来た。やはり広さの必要な物件は地方の方が当然強いのだろう。
とは言え個人的には都心に仕事や用事もあるので距離が離れ過ぎていても不便なので、車や電車で一時間くらいで通える距離をキープしておきたい(最低でも一時間半、家が駅に近ければなお良い)。
電気ガス水道等の家賃以外の公共料金に関しては使用する人間が増えた分だけ増えるので一人暮らしと変わらず。
ふだんの生活に関して、実家暮らしと比べ家族と友達の距離感の違いがプライバシーの感じ方に及ぼす影響度が違うなと感じる点。寮生活と比べても寮はある程度個室と食堂などの公の場の領域がはっきりと保たれてるのでそれとも違う感じがする。やはりどこかしらでプライベートを共有している、せざるを得ない部分がある。
なので生活において他の人の生活習慣や態度について気になる人は気になるだろうしそういった部分も出てきてしまうのは当然で、しかしそれはある程度許容出来る範囲を広げておいたほうが良いのかと思う。その辺は相手との関係性で人によりかなり異なるとは思うのだが。親しき仲にも礼儀あり、とは言えそれでギスギス味気なく杓子定規な関係になってしまったらシェアしている意味が無くなってしまうので、干渉の領域の幅を深くより良く考慮したい。
とは言え、何かあった時に助け合える、何もなくとも安心感や何気ない交流に助けられる解き放たれ大いにあるので悪くない。
なので一度は経験しておいても良いのではと考える。
あとお金の事だけはきっちりした方が良いのは必須である。シェアハウスの異性関係の問題に関してはあまりにもデリケートな話題であると同時にあまりにも無学なので触れないでおこうと思う。