以前にも書いたのだけど、クーラーの無い部屋での日除け用のサンシェードについて今年もまた未だかつて無い暑さになってきたので書こうと思う。
個人的な話をすれば、絵を描いたりこのブログを書いたりする我がアトリエには入居時から元々クーラーが設置されておらず一軒家の賃貸の2階の角部屋でいつ退去するか分からないのでクーラーを工事して設置する事が出来ない。そしてこの部屋は熱がこもりやすいという夏場は地獄となる(冬は意外と少ない暖房で暖めてやすい利点もあるが)。
兎にも角にもクーラーの無い部屋では扇風機は最重要の必須家電でありこれ無しでは熱中症間違い無しでまず生き抜けない(加えて水も)。壁付けクーラーには及ばないが工事の必要無い冷風扇やスポットクーラーの購入も考えたが扇風機より冷房能力は高いが電気代が1時間20円1日5時間使用の1ヶ月で3,000円+本体数万円+リサイクル家電対象外なので処分する時の費用も高くつく事と昨今の情勢で電気料金も高くなるので考え中ではある。扇風機は一時間0.5円しか掛からない事も考えると。
現状とりあえず今出来る事は、
扇風機をフル活用しつつ、部屋に日が差し込まない日陰の状態にする事である。夏場をサーモグラフィーで測定してみると日向と日陰で10〜20℃近く差が出るのでこの自然の摂理を利用しない手は無い。
ではその状態にするにはどうすれば良いか。雨戸を閉めたら陽は差し込まないが部屋の通気口となると窓が閉め切られ暑くなってしまう。ならば遮光カーテンで窓から差し込む陽を遮ってしまうのは有効ではあるが窓を開けていたとしても厚いカーテンにより通気性が少なく風通しが悪くなり部屋内に位置する遮光カーテンの辺りに太陽光の熱が溜まって結局は部屋内に暖められた空気が充満してしまい暑くなる。
となると部屋内部で何らかの対策を講じても部屋内部が暑くなるだけで意味が無いので部屋の外部で何とかしなければならない。そこで部屋の外部である窓外上部から伸びる先の長い庇(ひさし)を作ってやれば陽は差し込まず、部屋の外部に位置する窓から少し離れた庇の上部で放熱されて温かい空気は宙に散るか風で流される。
サンシェードのイメージ簡略図
100均で購入したフックを外の窓枠に設置し、同じく100均で購入したアジアンテイストな簾(すだれ)とシートをダブルで引っ掛けた図
窓外の窓枠上部に設置したフックにサンシェードとなる通気性のある網目状のシートを吊るし、シートの下部を紐やロープで窓から数メートル離して置いた重りに縛り付けて、シートを横から見た時に庇の形をした斜めになる様にする。シートが窓の縦の長さより少し長い方が丈がちょうど良い。専用のシートであれば遮光率・UVカット率80〜90%くらいある物がある。写真の実際使用している様な茶色のシートがアジアンテイストで好みではある。ちなみに窓と垂直に垂らすだけ簾(すだれ)の様な物も併用するとより完璧に近くなる。
以前は窓を開けて半分遮光カーテンにしていたのだけど差し込んだ陽の光が部屋の床部分に照射し放熱してめまいがする感じだったのが幾分か陽を遮ったおかげで楽になった。それでも部屋の気温は外気温36℃の時35℃であったけど日向の暑さに比べるとそこまで暑くないので扇風機で身体を冷やして何とかなっている。
日が差し込まない様にするだけでも部屋がサウナ状態の蒸し焼きになるのを防ぐ。それでも暑い空気が部屋に溜まるなら扇風機で自身を冷やしつつ窓の反対に部屋の入り口が位置するならそこから外に流してしまう。
あと昼間なら照明を消すと視覚的・心理的に気休め程度には涼しく感じられる。夜なら少し暗めの間接照明も良さそうである。
ついでにUVカットの窓フィルムも試してみたいところではある。
実際効果測定はしていないが熱を持ちやすい電気製品も使わない方が良さそうである、例えばスマホの充電など。
もちろんクーラーがある部屋でもサンシェードは有効である。クーラーがあるならこんな事せず単に雨戸か遮光カーテンを閉めれば良いとして。やはりクーラーが熱中症から身を守るのには適しているので可能ならクーラーを使用して下さい。
ただ私はクーラーも少し苦手なので出来るだけ自然な涼しさを求める為にこの様な対処を取っています。