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チタニウムホワイト(titanium white)の特徴

顔料名 酸化チタニウム、酸化チタン。

20世期に開発された白。

油彩、水彩、アクリルなど多くの絵具で使用される顔料。

着色力、隠蔽力は全てのホワイトで最大の強さを持つ。油絵具で比較すると隠蔽力はシルバーホワイトの約二倍。

他の顔料やメディウムと混ぜても化学的に良い反応も悪い反応は特に無い。
熱や光や空気、希酸、希アルカリに影響を受けない。

油絵具にした時、吸油量が多いため乾燥が遅い。そのぶん練りが柔らかい。他の顔料との混色制限も無い。他の絵具にした時は、その絵具の他の色と着色力・隠蔽力以外はそれほど差が無い。

現在使用されているルチル型は問題無く安定して使用できる。毒性も無い。

他の白と同じ感覚で使用すると着色力が高いので混ぜた他の色を食ってしまい白っぽくなりやすい。透明度のある白と比べると他の白より平たい塗りになる。

幾分他の白と比べてクセのある白なので使いづらいが上記に挙げた特徴は利点とも欠点となり得るのでようは使い方次第なのだろう。

酸化チタンの粒子径を小さくして着色力や被覆力を下げて使いやすくしたパーマネントホワイトもある。