dorayakiBlog

ほどよいスピードで

今年もよろしくお願いします。 今年のお正月は前年のやる事が区切りよく一段落着いたので、ほどよくゆるりとしてます。

新年を新たな気持ちで迎え、決意も新たにする一年のはじまりの日として、スタートラインとするにはとても良い風習だなと思う。ゆっくり休み家族親戚友人と過ごせるのも良い。

ところでお正月に定番の主に琴による「テン、テケテケテケテン♪」(表し方が既に平謝り)が出だしで有名な春の海という曲を聞くとつい困惑してしまう。目の敵にするのでも嫌いというわけでもなくただ不思議な感覚になる。他の人がこの事に言及するのを聞いた事がないし、これはあくまで自分の感じ方なのだ。曲自体は自分にとって悪い曲ではないけれど、スローテンポな曲のスピードがもたらすゆったり感がお正月独特のゆったり感と併せてやや過剰なのだ。その日常との乖離が良いと言う人もいるかもしれないが、要はそのセレクションだ。お正月以外の日の社会スピードが速すぎて、自分は急にそこまでペースを落とせず困惑してしまう。特に近年ますます社会のスピードが増してるのでギャップの差を感じる。

とはいえ春の海に変わる曲は見つからない。良曲だと思う。行きそうで行かない琴が奏でるあのリズムは好きだ。お茶の席でかかっていたらベストかもしれない!

素直にペースを落として休めば良いのだけど慣れた頃には仕事始めで、冬の風呂上りの浴室と脱衣所の温度差のごとく、心臓に悪い。ある意味逆に負荷がかかる。いっその事、夏とお正月は法律で三週間くらいバカンスにしても良いのではと思ってしまう。(欧州以上に日本人は少ない時間でも結果を出してしまうと思う、その分を時間外労働に回してしまう事さえ防げれば。)

解決方法は単純にテレビを見ないようにしたら、そういった曲やそれがかかるお正月関連の自分にとってゆっくりし過ぎな番組も見る事がなくなったので、落ち着いてちょうど良いスピードになった。特にテレビ番組は切り替わりが激しいから、ついていけない自分がいる。妙な違和感はこの辺にあるようだ。ちなみに非日常性のあるお祭りは好きなのだが。普通に普段ある変わらない現実しか目に入らないので、逆に心が落ち着きゆっくり過ごせている。
Webは普段とさほど変わりがないので情報はそこから。普通に絵を描いて本を読んで人と話してお参りに行って映画見てお餅食べてぼーっと過ごそうと思う。普段と少し違う程度で。

切り替えが大事で、いちいちそのような疑問を感じていたら駄目なのだろうけど、この感覚を忘れないようにしたい。なぜを考える力の源泉はこういうところにあるように感じる。

とはいえ自分含め休むにはとても良い機会だ。普段働きづめな人は特にだ。
やはり休むペースもその人の平常運転が一番だろう。

ダッシュから軽いジョグに切り換えるようなオンとオフの切替を今年の抱負にしよう。
ジョギングもペースを平常に保てばかなり長い距離を走れる。そんな風に過ごしたい。たまには歩いたり止まったり。それでも前へ進みつつ。