サイトの文を書く時に机でパソコンに向かう。しかしいざ書こうとしても途中でストップしてしまいなかなか書けない。一度筆が止まるとなおさらだ。それで書けないから休む。それを繰り返しているうちになかなか進まないからパソコンに向かう回数が減る。そして面倒になり書かなくなる。書きたい事はあるはずなのに。自分は何回かこれで挫折した。モニターの光とタイピングも長時間になれば疲労を生むものだ。
喫茶店や図書館でもさほど変わらない気がする。
ただ熱中さえすれば、机でという事や疲労などは問題にならない。机自身にも罪はなく、いざ向かうというのが問題なのだ。
パソコンに一日向かう人は少なくないが社会全体で見れば限られていて、やはり大半の人はいざ向かうの状態になってしまう。日常であるくらいに慣れていれば問題ないが、そうでなければやはりある種の緊張を生む。
サイトに対する反応があればそれが励みになり継続できるかもしれないが、最初はなかなかすぐには反応がなく根気の必要な作業になるのが自然、かつ大半の人がそうなる。目的を見据えていれば黙々と進んでいけるとは思うけども。
自分は人に比べると暇人!もとい幾分か時間が自由になるほうなので、書く時間もある。とはいえ机に向かって書いていると、いざ向かっている状態になり相当時間を取られる。拘束時間の長い仕事の人で自分と同じように感じる人ならなおさらだ。
しかしSNSでは文字数が短く身近な人にはなかなか言えない想いのたけなんかもあるだろうから、書きたい内容を持つなら書いたほうが良いに決まっている。絵も同じで!機密情報の漏洩や誹謗中傷犯罪の示唆教唆等の類は除き。
自分はこのサイトの1ページ目の書き始めで、いざ向かうプレッシャーの懸念がやはり当たり、こりゃダメだなと感じたので、机をそしてパソコンの前を離れる為にちょうど持っていたiPhoneで細切れに書く事にした。
たとえば、電車出勤の車内やお昼休憩に思いついたテーマを短いフレーズでスマートフォンや携帯にテキストでメモしておき、夕食前や帰りの電車内や就寝前にいくつかのパラグラフごとにまとめてしまえば、忙しい人でも文章チェックも入れて3、4日あればできそうだ。スマートフォンなら風呂場とトイレ以外ならどこでも使えるので隙間隙間で。歩きや運転の最中、禁止区域ではやらないのが当然だが。TPO!
そして義務化はしないほうが良い。指も目も頭も疲れ切ってる時は寝る方が賢明だ。
テーマが出ないと思ってしまう時も、実は全く思いつかない事はなくて難しく考えたり、思いついたコンセプトを駄目だと切り捨ててしまう事によってそうなってしまうと思う。夕食のコロッケの事だって良いはずだ。自分から見たら当たり前でくだらない様な事にも魅力はある。その事をなぜと思い観察し考える習性があれば気づける。そのコロッケについて深く深く考えてみたり。そういうのが長続きしそうだ、マイナーであっても。興味がある事ならなお良しで。
そして自然体から出た疑問に思った事は意外と本質を突いてる。自然体になるには他の事に意識を向けるのが定石だ。力が入ってしまったら意識的に抜くのは至難の技だ。だから取り組んでいるその対象からいったん離れる。ソファやベッドで横になって無意識に考えている時なんかに閃く。固まって視野が狭くなった意識も身体もリラックスして。馬上、厠上、枕上の三上だとアイデアが出やすいという。閃いたら横になっている状態から起きてパソコンに向かうも良い、立ちながらかソファで座りか横になりながらでリラックスを保ちつつ書いても良い、その場合はキーボードよりスマートフォンや携帯が入力しやすい。フリック操作も慣れればそこそこ速い。がちがちに固まった意識をほぐしてやれれば良いのだ。
その際には書く構造のテンプレートを設定しておくと便利だ。
結論
説明
まとめ、のような。
テンプレートと聞くと固く冷たい印象を受けるかもしれないがそんな事はなく、ある目的を落とし込む効率的で効果的な装置で、型とも言い換えられる。
テンプレートは一つの構造にまとめた共通の手順。
型は効率と効果を凝縮したお作法、動作。
両者は伝承され得る物で合理的か儀式的な要素の割合で成り立つ。短所としてややもすると柔軟性を欠いてしまう所は共通だが、似て少し非なるこの両者の良いとこ取りをしよう。
スタイルはそれらを包む設計図と考えていて、最適解を得る為にそれらの技法のテンプレートの構造・型のメソッドを選択して作られる一連の流れ。必殺技のような。そこに必ず繋ぐ布石と定石のセット、と考えている。
次の作品に移る度に0から作るのではやはり時間がかかる。0から作り直す必要がある場合もあるが、スタイルという土台があれば同じ高さに積み上げる時間も短くなる。同じ時間をかければより高く積み上げられる。スタイルを磨き元々の土台の積み上げを増やせばさらに。
ことわざが最も純化された教訓のテンプレートであるように、テンプレートや型はより高い効果を発揮させてくれる先人の優れた知恵なのだ。
そして後世に優れたものを残す為にも、そして自分たちの更なる向上の為にも新しいテンプレートや型を発明する必要がある。
そのときにこそ、定石は破られる為に在る。
何かを作る時や行う時はその単体に対してだけでなく、バックエンドのそういったシステムも作る事を常に念頭におきたい!