以前のログで挙げたので、私のコロッケを考えてみる。
お世話になっているのに深く考えてなかったので良い機会なので。
コロッケはメインのおかずとして自身の晩御飯において食卓のお供になる事が多い。なので一週間の献立の主軸としてエントリーされる。彼もしくは彼女がいなければうちのチームもとい献立は安定した力を発揮できず、崩れやすくなってしまう。
定番というのはやはり大事で、鍋やステーキなどの大博打も定番あってこそ打てるというもの。
スポーツ選手のエースのように変わらない安定した優れた力と怪我をしにくく常に試合にでれる、そういった存在だ。
特に金欠の時や献立が浮かばない時にお世話になる。切り札でありリーサルウェポンである。
身近な所でいうと、一個50〜80円で取引されている。
ポテトとグリーンピースのプレーンなコロッケ。
ポテトベースのカレー風味のコロッケ。
が近所の店の定番で、
ポテトとひき肉をミックスしたミートコロッケ。
通常コロッケ4個分くらいのジャンボコロッケ。
ほぼ季節物の頻度で売り出されるポテトベースのかぼちゃ風味のコロッケ。
そしてさらにレアな栗風味のコロッケ。
などがある。
お惣菜売場には他にメンチカツやとんかつ等のフライ・揚げ物がある。和ものであるかき揚げ等の天ぷらもある。
とはいえ、やはり最前列の目立つ席に鎮座するのはコロッケである。種類や並ぶ列数も桁違いだ。他所様の台所事情は計り知れないが、売れるのだ。
最近は料理に時間をかけられないので、お惣菜のコロッケにお世話になっている。とは言え、家庭科の授業で作ったくらいだ。手作りに再チャレンジしたい。
ただどういった作り手や工程においてもコロッケは舌を飽きさせない力はあると思う。スーパーのお惣菜、おふくろの味、有名料理店、もちろん味の差はあるだろうけどそれぞれに良い味をもつ。
そういった定番の料理が人により地域によりたくさんある。
定番になり得る条件は飽きない事。定番はマンネリではなく、やはりやる時はやってくれる。やっぱりこれだよな、という安心と快感。不動のエースストライカーや4番バッターの決定打いうところ。やや地味めな。窮地に陥った時再確認させてくれる。原点回帰のごとく。
そういう料理の重要性。美味珍味よりも。米のような。パンのような。
このような事は他のローテーションのある事でも重要だ。
絵画の陳列、色や線や構図の配置、Webのデザインで、もちろん全てが主役という気持ちも持ちつつ、全てでひとつという面もあるので、やはり構成上お互いがお互いを引き立てる為に、強弱の比率を付け、つまり主従の役割を課す。
場面や状況によって入れ代わる事もある。
やはりそのときの状況に対応した主軸があると安定する。単体としての良し悪しは別で複数のピースを用いてひとつを組む時の話だが。それら単体は素晴らしい物が良いのは当然で。単体の物を作る時も要素のローテーションによって成り立つ。そして要素のオーケストラが成立する。つまりローテーションはそのローテーションの構成要素で成り立ち、その構成要素自身もローテーションで成り立つ、というおそらく原子に始まり宇宙に終わる壮大な連鎖だ。そこは多分としか言えないが。
その時も主軸が重要だ。円運動の軸のような。そして絵も主役があると締まる。
至る所で、特に上手く回っている組織体では主軸を中心にローテーションが働いている。
その様な効果的な構図・構成をいろいろな場面で活かしたい。
私のコロッケのように。