小銭は持ち歩いても良い

絵とは関係ないが、やや強いこだわりを持っていた事があり、そして現在の環境では頓挫、そして保留にしてある事があり、今も少し気になるので書いておこうと思います。

東京に住んでいた時、外出時の持ち物を電子マネーとクレジットカードと銀行や郵便局のキャッシュカードと携帯電話とハンカチだけにして、現金と荷物を持たない手ぶら生活を実践しようとした事がある。

ハンズフリー、ノーカバンである。
だいたいはポケットに収まる。
特に冬服時には。

試してみた環境は東京近郊だ。

結論から言えば、現金を持たない生活は可能だった。買い物の帰りはどうしても買った物を持って帰るので、行きだけは手ぶらは可能だ。しかし配送してもらうという手やインターネット通販にしてしまう手もある。

駅ビルのスーパーマーケットやドラッグストアやコンビニエンスストアや百円ショップで電子マネーを使う事で、食料品や日用品は何とかなった。

その他の日用品以外の買い物や大きい額の買い物はクレジットカードで。大きいサイズの物は配送してもらう事も可能だった。

今はインターネット通販もあるので手ぶら生活を実践しやすい。
通信と物流の進化にひたすら感謝である。

ハンカチとティシュはマナーとして持つ。

副産物として、クレジットカードや電子マネーのポイントが貯まる。

しかし、絵具一本などの少額の買い物の時は気が引ける。さすがに画材店には電子マネーはないのでクレジットカードを使う事になる。
加えて、現金と品物の手渡しでの買い物でなくなるの事により、人との関わりが薄まるように感じた。例えが少し違うが、手を直接くださないように進化した武器や兵器のように。それは人と対面しないので精神的外傷が少なくなるが、無感覚にもする。
そして手ぶらであるより、ファッション的にもボディバッグ等があるほうがまとまる。
なので以上の事から、財布から現金を出して買い物しても良いかもしれない。

しかしいつの日かカードサイズの薄さのスマートフォンのみで支払いを全て実行できる日が来るのも、近年の状況を見ていると、そう遠くないと考える。
指紋認証や顔認証での支払いもいつの日か。

それはそれで機械的な顔パス、もしくはツケじゃん、と思ってしまう自分がいる。