dorayakiBlog

Webギャラリーのアーカイブページ

自身でWebギャラリーを作ろうとした時のコンセプトでありますが、
たとえ展示作品が何十、何百作品あっても、
全てをじっくり見る事は難しいだろうと考えたので、20〜30作品と決めて作品を選択した。
見る人にもよるが、抽出した要素を提示するほうが印象が薄まらず効果的な場合もある。無作為に全てを提示して選択は見る人に委ねる選択もあるが、自身のシンプルにしたい嗜好と、今までの経験による傾向と、空間や時間などの物理的制約も少なからずあるので、抽出のほうを選択した。
そしてメインとは別にアーカイブするページを設置した。

展示数の設定・構成、これは実際のギャラリーでも同じである。ギャラリストの考え方により、裏方に収蔵してある作品を表方に展示する。

実際の空間であってもそうでなくても、
スペースさえあるならば全てを展示しておいても良いかもしれないが、
じっくり見て楽しもうとしたら20〜30、多く見積もって20〜50作品が適当と考える。
音楽などでもコンサートやライブやCDの曲順のプログラムも上手い構成主ならば、提示したい趣旨や意図が鑑賞者の心をくすぐる事もあり、嫌いではない。

大きい美術館で絵をじっくり見ようとしたら一日かそれ以上かかる。美術館は絵を歴史としてアーカイブする場所でもあるので、それでも良いとは思うが。膨大な展示作品に加えて収蔵作品が裏にもまだあるのは、さらに凄い事である。

歴史的価値のある美術館と比較するのもおこがましいが、
そのような場と比べても比べなくても、
あるコンテンツにおいて、
見る・利用する人の時間も限られているだろうし、
個人的には、小規模で小回りの効く強力な空間を目指しているので、
短い時間だとしても、
ワンコンセプト・ワンテーマをもって絵を楽しんで欲しかったので、作品数をしぼって展示している。