いわゆる私も含んでの「一般」の人で、今現在プログラミングを学ぶ第一歩目としての言語は何が適しているのか。特に個人でやるならば。
この疑問には各種様々な方向からの異論は多分にあるだろうが、
初学の、たぶん一般の目線を持つだろう私が考えるに、
・objective-c
(その前段階にC言語を加える)
最近で言うと新しく採用されたswift
・javascript
この二つのどちらかが良いのではないかと考える。
なぜかと言うと、
多数の一般の人においては、
実用で、広く使うまたは製作者になった場合に製作物として使われる機会は、インターネットつまりWebか何らかのアプリケーションの場合が多い。
(もちろん例外はあるにせよ。それを一般と呼んでよいのかは分からないが。)
動かす場であるプラットフォームで考えると、Web上とiOSデバイスが圧倒的に多い、特に近年の日本では、デスクトップも多くのシェアを持つが近年では押され気味である事も考慮してみるなら。
何より一般の個人からリリースする機会も上の二つが、敷居は低くはないが間口は広い。
ゲームについては上の二つのプラットフォームとAndroidなどでは個人での製作物もあるが、他のプラットフォームでは多種のハードが存在し上の二つのプラットフォームとAndroid以外は個人でなく企業単位でのものがほとんどなので除く。
情報技術系の学校を出て業務系システムに関わるような機会も、いわゆる一般からは除く。
少なくとも一般という意味においては、と考えると。
基本、何に使うかなどは自分で考え出すものではあるが、
しかし言語という入口は多く、何に使うかという出口は少ない。人がたくさん出れる出口は。
いわゆるスマートフォンアプリ作りにおいては、
iOS以外にもAndroidなどもあり言語ではjavaやC#を使い、
Web用に作ったアプリをネイティブアプリ用に変換してくれるサービスもあり、
広くアプリケーションといえば元々あるPC用のアプリケーションもあり使える言語はさらに増えるが、
一つにしぼるなら、
多くのシェアを持ち、作ったアプリをより多くの人と一般レベルで共有できるiOSアプリが、その反響やその反響からのモチベーションや収益の回収などの面から、良いと考える。収益に関しては難しい面があるのはどの世界も厳しいとしても。
なので、アプリ特にスマートフォンアプリの為の言語、特にiOSデバイスを作る
objective-c またはswift がプログラミングを始める第一歩として良いかと考える。
(rubyやpythonやadobeのflashからも変換させて作る方法もあるようだが、オーソドックスかつストレートに一般的でわかりやすい方法としては上記の方法が分かりやすいとは考える。)
Webにおいては、
バックグラウンドを奥深く行けば多くの種類の言語が渦巻いているが、その表面の、いわゆる自分を含む一般人がコミットできる階層で言うと、
javascriptがその最も表層をコントロールする。近年ではバックグラウンドも担当しつつあるし、表層といっても多くの操作も可能である。
エディタで作ったファイルを既にあるInternet explorer やGoogle chromeなどのブラウザ上で回線に非接続のローカル環境からでもWebページの操作のテストが実行できるので、普通のパソコンがあれば一般的環境から手間なく第一歩を始めることができる。
いつも使っているパソコンで、
インストールされている又はダウンロードしたエディタと、いつもインターネットをしているブラウザがあれば良いのだから。
そのとき、php や ruby や python や perl などの軽量言語もWeb用に最初に学ぶ候補としても良いが
(php以外は汎用的に色々な分野で使えるという点においても良い)、
表層により近いほうが、ブラウザ上での表示に現れるその効果を具体的にイメージでき、javascriptはWebページにもはや必須に近い現在、より多くの人が利用するという用途にも合致していて、プログラミングの第一歩を歩もうとしている「一般」の人たちに適していると考える。
多くの人がC言語も全ての第一歩にお勧めされている。
個人的には、もちろん全ての言語にもではあるが、上の二つの言語の学習の前段階か後段階に、基礎レベルのC言語を学んでも、それはそれでその後の伸びしろを押し上げられて良いな、とも考える。
Cが一般的に実用できればなお良いのだけど。(可能だがWebで使うとなると面倒で熟練者でないとセキュリティなど色々危険を伴うとの事。一般向きではないのは明白か。)
一般の人がまず何を作ろうかとした時、
広く知られ広く使われているWebとアプリケーションのそれぞれを構成する上の二つの言語が、
現段階の入口としては第一歩を踏み出しやすいのではと考える。