dorayakiBlog

伝える時に気を付けたい事

普段考えていても言葉にできない事もたくさんある。だからか、文についての書きたい事はすぐ思いつく。連想ゲームのように。ビギナーブロガーズハイというやつだろうか、それとも本物か。
ただそれを文章にまとめるのが難しい。慣れが必要かもしれない。

それ以前に考えたテーマが文章として成り立つのか、書く上での信条に沿うのか、少なくとも自分の中で。という事を精査する。
そのうえで人に伝えるつもりで書く。言葉は伝わらなければ意味がない。まさにそれが目的なのだから。
ちなみに絵画は感覚に波紋を起こす事だ。共鳴のような。絵描きは世界からの感覚を受けそれを表すことが仕事なのだが。

そして必ず結論、まとめ、もしくは問題提起を含める形で締める。
でなければ終わらない以前に文としての存在意義が生まれないと考える。その種類によるが、会話はそれだけで楽しくその行為自体が目的で良い。しかし仕事や日常の庶務や文による伝達はそうはいかない。延々と続いて結論(意見)がなければ反証も同意も起こらず、それで何?となり、ただその文が無限ループを含みながら漂い自己完結で不自然に終わってしまう気がするのと、結論をきちんと持つ文を起点に読み終わった後に同意反意に関わらず文同士のコミュニケーションや読み手の心に何らかの波紋を投げかける事が始まるからこそ表現の意味がある。だからこそ結論が要る。結論こそがテーマの終局であり文の目的つまりコンセプトの成就だ。

そしてスタイルが必要だ。文なら文体で。絵なら画風で。ひとつのテーマを作品に落とし込む工程で、スタイルは目的を叶える最適な技法で構成されれば良い。スタイルにしばられる必要はないが、ある程度の一貫性が欲しい。その選択に作者の個性が出る。自分の学びを通して自身の(かつできれば社会の)最適解を逐次追求していけば個性は意識的に作らなくても良いと考える。心から望むものは育った環境や資質によって必ず違うのだから、それを叶える技法を選択・習得し追求すれば自ずと、その人の望む最適解=その人の個性とするなら、同じになる事は無い。スタイルは型であるけど、自然に望むべくして起こるものだと考えている。

問題提起して、
結論
根拠
証拠
のディベートでも使われるこの三要素が文を成り立たせるには良いのではないかと考える。これに序文や補足やまとめを入れても良い。
順番は順不同で良いが下の一番目の順序が最もスピードがあり分かりやすい。
1:自分はこう考える(結論)、
2:その理由はこうで(理由)、
3:こういう事例やデータがあるからだ。(根拠)

または

1:理由はこうで、
2:こういう事例やデータがある
3:だから自分はこう考える。 とか。

仕事の報告などは結論から入るパターンだと思う。これは圧縮された形で、普段の会話では堅苦しいので少しおおまかにゆるやかにこの論法を。ただ建設的でない会話のラリーもプライベートタイムの雑談には捨て難い。もう少したゆたう感じを楽しみたい。その比率をどちらよりかに調整する事でバランスをとる。ほとんどスポーツの反射神経のような。会話の上手い人は自然か努力してか既にやっている事だろうけど。

文においては結論・根拠・理由の三つを基本に臨機応変に追加・変形・順の入れ替えなどのカスタマイズして自分の型を持ちつつ文を書きたい。

コンセプト: 叶えたいこと
スタイル : その為の方法
テーマ : モチーフ・課題

としてみて

信条としての全体設計を通してこうしたいというコンセプト、
最適解を構築するために選択した技法のスタイル、
それらのシステムにかけるための自身の表現したいテーマもしくはモチーフ、
それらの掛け合わせを自分の文章表現の方法論のひな型にしたいと考えている!

そこを気にして文を書く。そして上のひな型は絵を描く事にも応用したい。