混色制限の無いウルトラマリンブルー

油絵を描こうとしたとき、
自身のパレットにあるシルバーホワイトとは混色してはいけないウルトラマリンブルーを使いたいと思った。
ちょうどホルベインさんの油絵具で鉛白との混色制限の記号の無いウルトラマリンブルーが発売されていた。
記号が無いだけで混色の制限が解除されているのかはカタログにも記載されていなく不明だったので念のため確認で問い合わせてみた。
(個人的な好みとしては食指が動かなかったが、同社別ブランドの油一のカタログには記載されていた)

ホルベイン油絵具の混色記号の無いウルトラマリンブルーは、顔料表面に特殊加工を施した耐酸ウルトラ青を顔料に使用との事。
通常のウルトラマリンブルーではシルバーホワイトとの混色では変色する可能性があるが、記号の無いほうのウルトラマリンブルーの絵具は高温条件での試験においても黒変はなかったとも御回答頂きました。
御回答いただき感謝。

もちろん通常の環境での使用においても問題は無いとの事。

念のためこのウルトラマリンブルーは天然の物でなく、合成のウルトラマリンブルーである。天然も良い色なのだろうけれど、合成のウルトラ青のこの長所はすばらしい。
こういう化学的な事は絵描きにというか私にはできないので、ホルベインの技術力に感嘆してしまう。

このサイトのメイン画像の色のようなウルトラマリンブルーのテイストの青紫は好きな色の一つなので検討してみたい。
コバルトブルーと微量の赤紫での混色というのも捨て難いけれど。