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東京で観れる浮世絵の美術館 太田記念美術館

国宝・文化財の古物の内の一つとして浮世絵を収蔵している博物館や美術館は多いか、浮世絵を専門とする美術館が東京・原宿の表参道の小脇に入った路地にある。

太田記念美術館という。

JR原宿駅から歩いて5分くらいの距離。外観はそれほどには感じられなかったが内装は浮世絵よろしく日本風なので、美術館という響きからイメージする靴音だけが硬質なフロアの床に響く静謐な空気の会話をするのも憚られるような厳かで堅苦しい感じではなく、絵を紫外線から保護する為だろうか薄暗い照明に、たしか靴を木札の鍵付きの靴入れに入れスリッパを履いた覚えがある。床もそれほど硬くない会議室等によくある薄いビロードの様な床だったと。小石を引いた上鉢の様なスペースに盆栽の様な植物もあった様な。それほど広い空間の部屋ではなかったがそれが逆に畏まらず落ち着いて絵を見る事が出来た。絵との親密な空気というか。浮世絵特に浮世絵版画は小さい絵がほとんどなのでそれにマッチしていた。 一メートル超の大きい絵、肉筆画もあり、美人画の勢いのある筆の走りや緻密で装飾的な塗りには感動した。当時は畳敷きの床のある壁面に飾られていてとても印象的であった。

平日に行ったせいか大きな美術館ほど混んでもなく浮世絵の美術館だけあって観光の外国の人が多かったがそれでも落ち着いてゆっくり観れるあの雰囲気は一般の美術館とは異なる空気感があり何度も行きたくなる美術館である。期間でテーマの異なる浮世絵を展示している様である。